大人の矯正の対象年齢
治療は永久歯が生えそろう12歳ごろから始めます。歯の周りの(歯槽骨)がしっかりしていれば、成人でも矯正治療は可能ですが、治療後の後戻り(動かした歯が元に戻ろうとする現象)は強くなります。歯を動かした後の保定(歯の固定)期間は長期に必要となります。
歯周病が進行している場合や知覚過敏が強い場合は、矯正治療ができない場合もあります。
いずれも、事前の検査が必要です。
矯正治療のメリット
当院で治療を受けていただいた患者様から、「人前で歯を見せるのが嫌だったが、歯並びがきれいになって人前で自信をもって歯を見せて笑えるようになった。」、「食べ物が噛み切りやすくなった。」とのご意見を頂いております。
◆口元がきれいになり、コンプレックスが解消されます。
◆かみ合わせが良くなると食べ物が噛み切りやすくなります。
◆歯並びを整えると歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防になります。
◆良いかみ合わせは、顎関節や口の周りの筋肉を健康な状態にします。
◆はっきりとした発音になります。
成人矯正の治療期間
・固定式の装置(マルチブラケット装置)を付けている期間は約3~4年です。
・その後、動かした歯を骨の中で安定させる装置(保定装置)を使う期間は約3年以上です。保定装置は装置を外した後、最初の1年間は食事や歯ブラシをする時以外は一日中使用します。2年目からは時間を減らして行きます。
(期間は歯の動き方に個人差があるので目安となります。)
成人矯正の注意点
・固定式の装置を長期間使用することになります。装置の周りに食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。そのため、歯磨きをしっかりとして頂く必要があります。
・固いおせんべい、ブロックの氷、キャンディーを噛んだりすると装置が変形したり、外れることがあります。
症状別 矯正Before&After写真と解説
川村矯正歯科で実際に治療した成人矯正の治療前後の写真と治療に関する解説を掲載しております。下記からご自身の症状に似た写真をクリックしてご覧ください。
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デコボコ(叢生)
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出っ歯(上顎前突)
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うけ口(反対咬合)
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前歯が開く(開咬)
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すきっ歯(空隙歯列)
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深い噛合わせ(過蓋咬合)
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上と下の前歯が出る(上下顎前突)
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もぐっている歯 (埋伏歯)